指宿神社と田の神さあ

昨日,指宿の指宿神社へ初詣に出かけました。神社の近くで田の神を見つけた妻が,「お尻が可愛いよ」と言うので,田の神の背中やお尻をまじまじと眺めるのは初めてでした。顔つきが地域ごとに異なることは知っていましたが,お尻にまで個性があるとは思わず,田の神の表現の多様さを面白く感じました。ところが,帰宅して写真を確認すると,お尻ではなく足のようでした。

・横から見ると足のようでした。
境内に足を踏み入れると,大きなクスノキが何本も目に入ります。どれがご神木なのか気になり,社務所の方に尋ねてみたところ,「ご神木は八本ですよ」とのことのことで驚きました。
案内板によれば,指宿神社の祭神は天照大御神で,あわせて南薩地域によく見られる天智天皇ゆかりの摂社も祀られているそうです。境内には樹齢千年を超えるクスノキが8本そびえ立ち,いずれも指宿市の天然記念物に指定されているようでした。

静かな時間の中で,素朴な田の神の表情に触れ,久しぶりにゆっくりとした時間を過ごしました。この「どこでもドア」は,この神社の「悠久の歴史」に誘う入口というテーマなのでしょうか。父がよく訪れていた神社でしたので,地元の人々の信仰を身近に感じるひとときとなりました。

・大東亜戦争 戦没者の霊 慰霊塔
1月7日に春の七草「七草粥」
正月になると,1月7日に春の七草「七草粥」を食べ,無病息災を願う風習があります。春の七草とは①セリ,②ナズナ,③ゴギョウ,④ハコベラ,⑤ホトケノザ,⑥スズナ,⑦スズシロは,この時期に育つ薬草とされてきました。地方勤務の時は,近くの山で摘んだものですが,最近は殆どスーパーで購入しています。

・ 春の七草
1月7日は「七草の日」とも呼ばれ,「人日の節句」にあたります。「人日(じんじつ)」は五節句の一つで,七種の若菜を食して邪気を払い,健康を願う風習であり,その起源は中国にあるとされています。

・ 今朝の朝食「七草粥」と朝ドラ「ばけばけ」を見て食べたくなったシジミ汁
この日に行われる「七草祝」は,全国で行われますが,この「七草粥」は鹿児島独特の風習のようです。知り合い七軒の家を回り,七草粥をいただいて無病息災を祈ります。
我が家でも,長女が七歳になった折に七草祝いを行いました。事前に連絡していた友人や仲人の家々を訪ね,お重にお粥を入れてもらいました。最後は照国神社へ参拝し,近くの写真館で記念写真を撮りました。
また,私が地方の小さな学校に勤務していた頃は,正月行事が数多くありました。近くの山に登山し,初日の出を拝んだ後の新年式に始まり,凧揚げ大会,鏡開き,成人式(学生が正月に帰省するためこの時期に実施していました),七草祝い,鬼火焚きと,学校行事と地域行事が続きました。
小正月を迎える頃になって,ようやく正月が終わったと実感したものです。準備に追われる忙しい期間でしたが七草の日は,地域のつながりや季節の移ろいを静かに感じさせてくれる,大切な節目の日でした。

