薩摩隼人の語源

薩摩隼人の由来の石碑

 「薩摩隼人」とは,隼人の中でも鹿児島県西部の薩摩地方に住んでいた人々の子孫とされる男性を指し,勇敢で誇り高い人物像を象徴する異称として知られています。

 この言葉の語源は,古代に九州南部に居住していた「隼人(はやと)」という人々に由来します。隼人は,現在の鹿児島県や宮崎県南部に分布していた部族で,大和朝廷に対して最後まで抵抗を続けたことで知られており,特に「隼人の乱」などの出来事にその姿が見られます。彼らは,勇猛で独立心の強い民族として歴史に名を残しました。

 江戸から明治にかけ,薩摩藩士たちの剛健で実直な気質や,武士道を重んじる生き方が,「薩摩隼人」という呼び名と結びつき,次第にその名が全国に広まっていきました。

・ この「隼人塚」は正にその出発点と言うべき記念碑になりそうです。

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