歴史・自然(78) 地名散策「⑤頴娃町上別府」 頴娃町上別府の地名① 只角(タダスミ) この地は南薩山地から牧之内まで続く尾根の端に当たり,馬渡川と石垣川に挟まれた地形です。只の付く地名は,多田・但田・徒隅・駄田・只浦・只尾・只川・只隅・只越・只津・只野・只平・只松等の地名があります。上... 2024.07.24 歴史・自然(78)
地名散策(15) 地名散策「④頴娃町別府」 頴娃町別府の地名 743年に発布された墾田永年私財法により,多くの寺社や貴族,地方の有力者が私有地の開墾に取り組みました。平安末期以降,この法の下で寺社の荘園に属し,新たに開墾された土地は「別府」と呼ばれました。これは本庄の官省符とは「別の... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
地名散策(15) 地名散策「③頴娃町御領」 頴娃町御領の地名 御領の地名は摂関家へ寄進された荘園名から生じたと言われています。① 鶴田 「鶴田」は「川田」と同義で,馬渡川の水を利用した水田地帯を指します。鶴は瑞祥地名であり,本来は水の流れを示す言葉です。川底が涸れずに滑らかであること... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
地名散策(15) 地名散策「②頴娃町牧之地」 頴娃町牧之地・宮脇の地名 興玉(九玉)神社の一帯は,古くから住民の信仰が深い神社で,その脇一帯は社領です。九玉や興玉,若宮,仮屋,宮脇,宮前,宮田,九玉田などの地名が残っています。① 三俣 俣とは分岐する意味で,一つの川や路が二手に分かれる... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
地名散策(15) 地名散策「①頴娃町郡」 頴娃町は,東シナ海に面した風光明媚な場所で,南薩山地の縁から広がる台地や山岳,河川,海岸線など,美しい自然と歴史に恵まれたところです。この地域には,荷辛路(にからじ),鬼口(おにぐち),平丹花(ひらたんが),一氏(ひとうじ),雪丸(ゆきま... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 頴娃町の牧について 薩摩は古来より全国的にも有名な馬の産地であり,馬屋奉行を置き,最盛期には藩内に20カ所の牧があったと言われています。県史料集によると,江戸後期には,福山牧や長島野の大牧場の他に,吉野,鹿屋,頴娃などの中規模牧場を含む17カ所で,合計6,0... 2024.07.23 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 頴娃地名散策「雪丸の地名由来」 雪丸の地形から 南九州市頴娃町の雪丸地区は南薩山地の山間に位置する盆地状の地域であり,真田幸村にまつわる伝説が残る地です。この伝説にちなみ,多くの真田幸村ファン,特に若い歴女が全国から訪れるそうです。真田幸村の墓 雪丸からアグリランド頴娃の... 2024.07.20 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 真田幸村の墓と伝わる宝篋印塔(供養塔) 戦国武将ブームと歴女 平成になり,多くの学校で図書室に「歴史マンガ」シリーズがセットで置かれるようになりました。子どもたちが夢中で読んでおり,「戦国ブーム」となっていました。その頃から一部国語教師を中心に図書室に漫画を置くことに批判もあった... 2024.07.15 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
県外の歴史(15) 霧島六社権現 霧島岑神社 霧島六社権現とは,①霧島神宮,②霧島東(ひがし)神社・③狭野神社(高原町),④東霧島(つま)神社(都城市),⑤霧島岑(みね)神社(小林市),⑥夷守神社 なお,夷守(雛守)神社は夷守岳の山腹にあり,噴火で焼失しました。明治7年に住... 2024.07.13 県外の歴史(15)神社仏閣(祭神・由緒)(10)
県外の歴史(15) 狭野(さの)神社 略記によると,戦前は宮崎神宮の別宮とされ,祭神は神武天皇とその妻吾平津姫を含む6柱の神々です。近くには神武天皇の誕生地とされる場所があり,かつてはそこに社殿があったそうです。しかし,霧島山の噴火によって炎上し,1610年に現在の場所に遷座... 2024.07.13 県外の歴史(15)神社仏閣(祭神・由緒)(10)