2025-05

歴史・自然(130)

多々良製鉄と火の河原

NHKの「美の壷」で紹介された「たたら製鉄」は,出雲地方を始め全国的に昔から伝わる鉄の作り方です。藩政時代は,製鉄法は門外不出で長い間秘密にされていたので,あまり知られていませんでした。明治以降,少しずつ人々に知られるようになり,最近は「た...
歴史・自然(130)

村の行事と「村八分」

かつて学校でいじめが起きた際,「〇〇さんは,学級の中で村八分にあっているのでは?」と表現されることがありました。この「村八分」という言葉は,中世からすでに使われていたようです。 村全体で特定の個人や家族を仲間外れにすることです。これは,村の...
旅行(7)

七里の渡しと「焼はまぐり」

桑名でどうしても訪れたかったのが,歌川広重の『東海道五拾三次之内 桑名 七里の渡口』で有名な港の跡でした。広重の絵を見ながら4月初旬に訪ねたのですが,現在は堤防が築かれており,そこが本当に渡口であるという確信が持てませんでした。ところが先日...
想い出(32)

お爺ちゃんの思い出NO3「外トイレ」

子どもの頃,お爺ちゃんの家に行くたびに,一つだけどうしても好きになれないことが便所でした。戦後建てられた農家以外の住宅は,家の中にトイレがあるのが一般的になっていました。しかし,農家の多くは,畑のたい肥として利用していたので,家の外に便所が...
学校教育(8)

「ぼくの木・わたしの木」

これまで勤務した学校の校庭には,楠(くすのき),フェニックス,コマユミ,もみの木など,たくさんの樹木がありました。その中の樹木に「ぼくの木・わたしの木」と書かれた樹木札が下がっている学校がありました。これは,卒業生が入学したときに,それぞれ...
想い出(32)

タバコの思い出

勤務中に胸が苦しくなったことをきっかけに,たばこをやめてから25年近くになります。ヘビースモーカーではありませんでしたが,学生時代からたばこを吸っていました。教員時代も,禁煙してはまた吸うということを繰り返していました。 学生時代の私の友人...