戦後80年目の大取は紅白

今後の日中関係と日韓関係

 大晦日の紅白歌合戦で,韓国のアイドルグループ・エスパの中国人メンバーによる「核爆発ムード灯・キノコ雲型ランプ」を「かわいい」と発信した問題が話題となり,SNSを中心に大きな議論が広がりました。この問題が拡散した背景には,やはりSNSの影響が非常に大きかったと考えられます。従来のように,これまでのような一方的な偏向報道ではなく,「国民の生の声」を丁寧に拾い上げていく姿勢が,今まさに問われているのではないでしょうか。

 NHKが戦後80年の最後の締めとして,紅白での一つの演出としたい広島出身の二人の司会者が中国・韓国のアーティストに感謝する「絵」が欲しかったと考えた人が多かったのではないでしょうか。終戦記念日前後から始まったこの一連の企画のくどさは,日本人スタッフじゃ考え付かないような気がします。もはや,偏った報道や一方的な発信は容易に見抜かれる時代になっていることを,メディアは自覚すべきだと思います。国民から頂いた受信料を元に,中国よりの反日番組を作り続けるNHKの根気強さや執念には関心します。

 こうした国民感情の背景には,高市総理の発言により,浜崎あゆみをはじめ日本人アーティストの中国公演ができなくなったかのように報じられた,一連の一方的な報道への不満もあるように感じられます。それより一般交流や音楽芸術を政治に利用した中国の姿勢を追及すべき日本のメディアがないことは,いったい何故なのだろうと思った国民も多かったのです。事実関係の十分な検証を欠いたまま,特定の方向に誘導するような報道が繰り返されることに対し,国民が強い違和感や怒りを抱いた結果として,今回の反応の流れが生まれたと捉えることもできるはずです。

 さらにもう一つの要因として,韓国では大統領の支持率が低下すると,反日的な言動を繰り返すという指摘が,これまでたびたびなされてきました。こうした政治的風潮が,アーティストのような「人気商売」にも影響を及ぼしている可能性は否定できません。同様の傾向は中国や韓国の芸能界にも見られ,反日的な行動や表現を利用することで注目を集め,再び盛り上がるという手法が繰り返されてきたようにも思われます。しかし,いつまでも同じやり方を続けることに,多くの国民が嫌気をさし始めているのもまた事実ではないでしょうか。

いつになったら…100年目,200年目?

 いつになったら友好的な関係になれるの?それまで待とうホトトギス!中国は共産主義の国家なので,いたし方ないのでしょうが,韓国は…?

 これから平和的で建設的な友好関係を築くためには,これまでのやり方や固定観念から脱却し,相互理解と敬意に基づく変革が求められる時代に入っていると感じます。(両国のマスコミが)感情的な対立を煽るのではなく,冷静で誠実な対話を重ねていく姿勢が,今後ますます重要になるでしょう。

 その前提として,毎年繰り返される「慰安婦問題」や「南京大虐殺」といった歴史認識について,事実を確認し,次の段階へ進まなければ未来は開けないように思われます。一方的な加害イメージが固定されたままでは,真の友好関係を築くことは困難です。しかし,反日的な教育を受けてきた人々の認識が容易に変わらない現実も否定できません。

 その一方で,台湾に親日的な感情が根強いのはなぜなのか,考える必要があります。朝鮮半島にも帝国大学が設立され,日本人と同様の高等教育が行われていました。①東京,②京都,③東北,④九州,⑤北海道,⑥京城(韓国),⑦台北(台湾),⑧大阪,⑨名古屋の各帝国大学は,同一の学術体系のもとに設けられ,その後の両国の科学技術の発展に寄与しているのです。過去を直視しつつも,事実に基づいた冷静な議論を共有し,未来志向の関係へ進むことこそが,今求められているのではないでしょうか。

韓国の慰安婦問題

・慰安婦像に頭を下げる安倍首相(上)とロンドンの公園のライダイハン像(下) 

 朝日新聞は,吉田清治氏の「韓国・済州島で慰安婦を強制連行した」という証言を事例として,朝鮮人慰安婦の強制連行を報道しました。さらに朝日新聞の社説で「歴史から目をそむけまい」では,慰安婦が挺身隊の名で勧誘,あるいは強制連行されたと表現しています。
 しかしその後,吉田氏の証言は虚偽であると判断され,朝日新聞は2014年8月,当該記事を取り消しました。再取材した済州島では証言を裏付ける話は得られず,研究者の検証によっても核心部分に多くの矛盾が指摘されました。島民からも「それほどの人数が連行されていれば,住民が知らないはずがないし,黙っていない」との否定的な証言が出ています。
 さらに2017年には,吉田氏の長男が,父親が韓国に建立した「謝罪碑」の碑文についても虚偽が含まれていたとして書き換えを求めました。長男は,父の虚偽の発信(小説)によって日韓両国民の不必要な対立が続くことに耐えられないと述べています。
 それにもかかわらず,虚偽の証言を背景とした慰安婦像は世界各地で建てられ続けています。誤報が長年放置され,国際社会にまで拡散した事実について,朝日新聞は十分な検証と責任ある説明もされず結果として,もはや存在しない旧軍部の問題が,現代の日本人への非難へとすり替えられている現状は,とても容認できるものではありません。

中国の南京大虐殺

・南京大虐殺追悼式(上)と今は無かったことになっている天安門事件(下)

 1989年(平成元年)6月4日,北京の天安門広場で発生した民主化運動に対する武力弾圧,いわゆる「天安門事件」から国民の目を反らすため,中国では反日を扇動するような言説や教育が強まってきたと指摘されています。その流れの中で,中国政府は2014年(平成26年)9月3日を「中国人民抗日戦争勝利記念日」として制定しました。これは,日本が降伏文書に署名した次の日になります。これに対して異議を唱えるメディアは無かったどころか一層の反日報道が目立つようになりました。
 それ以前の昭和時代までは日中関係は良好であり,県内でも多くの小・中学校が中国との交流事業を行っていました。人的交流を通じた相互理解が進められていた時代でした。しかし,天安門事件以降に育った世代,特に現在の30代以降の中国人の中には,反日教育の影響から,日本に対して強い嫌悪感を抱く人が少なくないとも言われています。このよう反日教育を受けた世代が,今回,韓国のアイドルグループ「aespa(エスパ)」のメンバーが,いわゆる「核爆発ムード灯・キノコ雲型ランプ」を「かわいい」と評して投稿した出来事についても,ある意味自然な流れの様に感じます

 また中国の「南京大虐殺」をめぐっては,その実態について今なお議論が続いています。参議院議員の石平氏が,「そこまで言って委員会」の番組内で,当時南京に住んでいた知人やその親族の証言を紹介し,そのような大規模殺戮はなく,もしあれば当時から語り継がれているはずです。しかし当時住んでいた世代の多くの市民が最近まで生存していた事実を指摘しています。共産党国家なので民衆が反論できないのです。 朝日新聞の記事によると,中国の主張では1937年6月当時の南京市の人口は100万人であり,そのうち30万人が惨殺されてそうです。朝日なら中国が300万人と主張してもそのまま記事にするでしょうね。
 また,別の調査では,日本軍による大規模な虐殺は確認されず,日本軍進駐以前に蒋介石率いる国民党軍が南京市内で市民を殺害し,日本軍が南京城に入場することを阻止するため民家を焼き払っていたとすることも明らかになりました。
 日本軍が南京に入った時点で市街地はすでに荒廃しており,その後に起きた出来事が日本軍の仕業として後に中国の弁護団が捏造したものが南京大虐殺の真相だったと言うのです。もちろん南京に日本軍が入る際,当然戦争ですので,中国軍と日本軍の応戦での死者が出るのは当たり前です。しかしこの数字はあくまで日本を裁く東京裁判でのやり取りなのです。日本は唯一被告の立場で物申すことは出来なかったはずです。この裁判でインドのパール判事は戦勝国により作られた事後法をもって裁くことは国際法違反であり、被告人は無罪と主張したのです。この構図は,敗戦国として慰安婦問題をめぐる韓国の議論とも重なる部分があるようです。
 そして,長年反日教育を受けてきた人々が,終戦80周年で「731部隊」や「南京事件」を扱った映画が公開され,多くの中国人がそれを鑑賞しています。それを見た人々が何を感じ,どのように受け止めたのかは分かりませんが,今後も両国のまともな交流は出来そうにもありませんね…。

・ インドのパール判事

タイトルとURLをコピーしました