想い出(16) M子さんの話 前回「親友K君の想い出」で,転校で不安なわたしに優しくしてくれたK君の話をしましたが,今回はM子さんの話です。 M子さんは積極的に話すタイプではなく,どちらかといえば物静かな女の子でしたが,時折大きな声で笑ったり,面白いことを言ったりする... 2024.11.04 想い出(16)
想い出(16) 親友K君の想い出 小学校4年生のとき,私は鹿児島市の小学校に転校しました。それまで通っていた地方の学校は「い組」「ろ組」「は組」の3クラスしかなかったのですが,新しい学校は7クラスもあり,児童数は以前の3倍以上の大きさでした。そのため,最初はとても緊張して... 2024.11.03 想い出(16)
想い出(16) 北原白秋「この道」 一度は行ってみたかった柳川の北原白秋記念館を訪れました。北原白秋といえば,『あめふり』や『からたちの花』など,誰もが一度は耳にしたことのある数々の作品を残している詩人であり童謡作家です。その中でも私が一番好きな童謡が『この道』です。 音楽... 2024.10.25 想い出(16)旅行(2)
想い出(16) 子どもの頃の想い出「川で溺れたこと」 小学校1年生の夏休み,近所の川で遊んでいた時の話です。いつも遊んでいたその川には,小さな取水ダムがあり,上の段の深さは2メートルほどだったと記憶しています。川岸から3~4メートルほど離れた水中に2畳ほどの岩場があり,そこまでは無呼吸で泳ぐ... 2024.10.15 想い出(16)
学校教育(3) 鹿児島にルーツがある直木賞作家,ねじめ正一 かつて,ねじめ正一著の児童書「さんぽうた」(ポプラ社)をいただいたことがあります。この本の編集者は,鹿児島出身で多くの翻訳書を手掛けている久保陽子さんです。さんぽうた ところで,ねじめ正一氏は小説「高円寺純情商店街」で直木賞を受賞し,詩集... 2024.09.25 学校教育(3)想い出(16)
想い出(16) 小さな教育長 幼稚園がなく山学校 昭和30年代,小学校に入る前のことです。近くに幼稚園がなかったため,私の遊び場は「山学校」さながら,父の務める学校でした。その頃の離島の学校は空襲で焼け落ちた校舎跡の一部など,戦後の混乱の名残がまだ残り,今では考えられな... 2024.08.29 想い出(16)
想い出(16) 妻の叔父さんの話 「大石内蔵助になるな」 私が初めて教頭になった年の夏,妻の叔父夫婦から飲み会に誘われました。叔父は自衛隊の鹿屋基地に勤務しており,岩川飛行場の「芙蓉飛行隊の美濃部指揮官」についても調査して詳しく知っていました。それまで戦時中,県内に特攻以... 2024.08.23 想い出(16)歴史・自然(78)
想い出(16) 父の戦争体験 戦艦大和の護衛艦「涼月」 軍艦防波堤 今年の3月,北九州市にある軍艦防波堤を訪れました。義父が乗艦していた駆逐艦「涼月」や「冬月」「柳」の船体が防波堤として使われているからです。戦後,昭和23年にこれらの船体は岩石や土砂が詰め込まれ,コンクリートで固定されたそうです... 2024.08.19 想い出(16)歴史・自然(78)
想い出(16) 薩摩鶏の想い出 これは私が小学校の下学年のときの話です。父が小さな薩摩鶏のつがいをもらってきました。世話係は私で,二羽ともすごく可愛くて私たち兄弟にはよく懐いてくれたので,学校から帰るのが楽しみでした。「トーイ,トイトイトイ」と呼ぶと,遠くから二羽が走っ... 2024.05.22 想い出(16)
想い出(16) 趣味の想い出 テレビコンバータの想い出・ VHFとUHFの切替コンバータ「もはや戦後ではない」と言われた昭和30時代,テレビコマーシャルが増えるにつれ,我が家でもちょっとした贅沢品とされる商品を購入出来るようになりました。 私が小学校時代,鹿児島のテレビ... 2024.05.19 想い出(16)