歴史・自然(99)

歴史・自然(99)

月と北極星のお話

十五夜の天体観測の思い出 小学校の頃,地域の十五夜相撲大会の後,学校で開かれた観月会に参加したことがあります。以前の当ブログで紹介したように,夜間の学校行事は実施できなかったため,おそらくPTA主催だったと思われます。しかし,当時は母親たち...
歴史・自然(99)

鹿児島市の海軍航空隊基地

鴨池飛行場 溝辺に鹿児島空港ができるまで,現在の県庁前にある広い道路が鴨池飛行場の滑走路でした。昭和40年代,小学校時代の親友が東京へ転校する際,仲が良かった学級の男子でバスに乗って鴨池空港まで見送りに行ったことを思い出します。・ 現県庁地...
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指宿海軍航空基地哀惜の碑(その2)

魚見岳展望台麓の航空基地・案内板より 哀惜の碑より,「君は信じてくれるだろうか。この明るい穏やかな田良浜がかつて太平洋戦の末期本土最南端の航空基地として,琉球弧の米艦隊に対決した日々のことを拙劣の下駄ばき水上機に爆弾と片道燃料を積み見送る人...
歴史・自然(99)

指宿海軍航空基地哀惜の碑(その1)

県内の特攻関連施設 指宿の知林ヶ島近くにある指宿海軍航空基地跡を訪ねました。昨年,パリオリンピック日本代表帰国会見で,卓球の早田ひな選手が「鹿児島の特攻資料館を訪ねて,生きていることや卓球ができることが当たり前ではないと感じたい」と語ったこ...
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秀吉から賜った三宝荒神

かまどやの神様 水俣市山間部の住吉神社の近く岩井口の三宝荒神神社を訪れました。秀吉にまつわる言い伝えが残っているからです。境内の案内板によると,「この三宝荒神様は1587年5月,太閤秀吉が薩摩征伐の帰途当村に立寄られた際に賜った神霊です。荒...
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日当野住吉神社の由来と白サギ伝説

国道268号線の県境峠から水俣側に1~2キロ進んだ林道の入口から尾根伝いに下ると,奥に開けた神社が現れました。鳥居の前には大きな黒い鹿の像が建っており,「この地域の守り神だろうか」と一瞬思いました。しかし,その「像」が突然サッと神社の奥へ走...
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薩摩と肥後にまたがる亀嶺峠

鹿児島県伊佐市と熊本県水俣市の県境に位置する景勝地「亀嶺峠(579m)」を訪れました。大口小川内から五女木牧場の横を通り,平成24年3月に閉校した山野西小学校から3キロ程度の小高い丘にあります。・平成24年3月に閉校した山野西小学校  藩政...
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宝河内城と久木野城

・久木野城登山口 水俣城の支城である久木野城と宝河内城を訪れましたが深い森林に阻まれ,城跡には行けませんでした。今から400年以上前の1580年5月13日,新納忠元らが大口から水俣城の支城の山城,宝河内城へ攻め入りました。この川沿いの街道を...
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「竜馬がゆく」と「宮本武蔵」等は創作小説

歴史資料等の典拠の必要性 郷土史を調べる中で,典拠や裏取りを含め関連する資料集めは大変です。主に県立図書館などで,必要な箇所をコピーしたり,ノートに写し取ったりしていますがそれにも限界があり,次第に史料そのものが欲しくなります。これまでも何...
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鹿児島・熊本・宮崎三県の県境

鹿児島県伊佐市と熊本県人吉市,宮崎県えびの市の三県にまたがる県境があります。グーグルマップにはその地点が表示されていますが,「緯度経度地図」では位置が異なっています。これによると➊は熊本県で,❷の標高555mの山は伊佐市に,❸の標高510m...