県外の歴史(16)

旅行(11)

小泉八雲の作品との出会い

父の怪談話 私の父は中学校で社会科や国語を担当しており,休みになると地域の歴史や民話の収集に出かけていました。高齢者や郷土史家,神社の宮司などから話を聞き,資料を集める姿を私は子どもの頃から身近に見てきました。実際,県内の大きな神社の宮司宅...
大隅半島の歴史(8)

廃藩置県「都城県の設立と県境の確定」

霊峰・高千穂峰 高千穂峰は,宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の中でも特に秀麗な山です。また,山頂は天孫降臨の神話とも深く関わり,「天皇を中心とする国家」にと,明治政府の薩摩役人が神代三山陵とこの山に強いこだわりを持っていたという話を聞いた...
登山・散策(16)

甑岳のキジ?

県道「小林えびの高原牧園線」 霧島から生駒高原に続く県道1号線(小林えびの高原牧園線)は,毎年コスモスの季節になるとよく利用していましたが,平成30年2月の硫黄山の噴火警戒レベル引き上げにより,長い間,通行止めとなっていました。最近,土・日...
県外の歴史(16)

霧島六社権現

霧島岑神社 霧島六社権現とは,①霧島神宮,②霧島東(ひがし)神社・③狭野神社(高原町),④東霧島(つま)神社(都城市),⑤霧島岑(みね)神社(小林市),⑥夷守神社 なお,夷守(雛守)神社は夷守岳の山腹にあり,噴火で焼失しました。明治7年に住...
県外の歴史(16)

狭野(さの)神社

略記によると,戦前は宮崎神宮の別宮とされ,祭神は神武天皇とその妻吾平津姫を含む6柱の神々です。近くには神武天皇の誕生地とされる場所があり,かつてはそこに社殿があったそうです。しかし,霧島山の噴火によって炎上し,1610年に現在の場所に遷座さ...
県外の歴史(16)

都城県の成立と県境

高原町の霞神社(白蛇様) 宮崎県高原町の極楽温泉や湯之元温泉の炭酸湯にはまっており,片道2時間ほどかけて毎月訪れています。周辺にはたくさんの神社や公園などの観光地があり,楽しいひとときを過ごせます。今回,霧島連山の周囲に点在する由緒ある霧島...
県外の歴史(16)

雲厳禅寺の霊巌洞

・ 雲厳禅寺石屋禅師の師匠,東陵永璵が開基した雲厳禅寺 宮本武蔵が『五輪書』をしたためた霊巌洞で有名な熊本の雲厳禅寺を訪れました。宮本武蔵は,吉川英治の小説『宮本武蔵』で広く知られ,外国語にも翻訳されて多くの海外ファンを持っています。その日...
桂庵玄樹(10)

雪舟の庭 日出町松屋寺

・ ネットで調べると昔の綺麗な庭園がありました。雪舟作「万竜の庭」 別府市の北側にある日出町の松屋寺を訪れました。雪舟が築いたと伝わる「万竜の庭」を見たかったからです。しかし,寺院の方に伺うと,庭師が不在となり手入れができず,現在は公開して...
県外の歴史(16)

大分市の金剛宝戎寺「雪舟アトリエ」

1470年,雪舟は万寿寺の桂庵玄樹を訪ねて大分にやってきたようです。(一説には入明以来の友,桂庵玄樹と行動を共にした或いは,桂庵の後任外交担当)彼は万寿寺の近くの高台にある寺院に画楼を建て,一時期そこに住んでいたそうです。今回の大きな目的は...
県外の歴史(16)

石屋真梁開山の寺院(大寧寺) 

瑞雲萬歳山 大寧護国禅寺 3月中旬に大寧寺を訪れた際,提灯の取り付け作業が行われていました。下調べ不足で知らなかったのですが,大寧寺は中国地方の桜の名所で,夜間はライトアップされ,県内外から多くの観光客が訪れるそうです。 うららかな陽光の中...