県外の歴史(15) 雲厳禅寺の霊巌洞 ・ 雲厳禅寺石屋禅師の師匠,東陵永璵が開基した雲厳禅寺 宮本武蔵が『五輪書』をしたためた霊巌洞で有名な熊本の雲厳禅寺を訪れました。宮本武蔵は,吉川英治の小説『宮本武蔵』で広く知られ,外国語にも翻訳されて多くの海外ファンを持っています。その日... 2024.05.19 県外の歴史(15)石屋真梁(9)
県外の歴史(15) 大分市の金剛宝戎寺「雪舟アトリエ」 1470年,雪舟は万寿寺の桂庵玄樹を訪ねて大分にやってきたようです。(一説には入明以来の友,桂庵玄樹と行動を共にした或いは,桂庵の後任外交担当)彼は万寿寺の近くの高台にある寺院に画楼を建て,一時期そこに住んでいたそうです。今回の大きな目的... 2024.05.18 県外の歴史(15)石屋真梁(9)
石屋真梁(9) 通幻十哲を訪ねて~石屋(伊集院)と量外聖壽(蒲生)~ 蒲生駅 蒲生町誌によると,蒲生駅は,大隅国桑原郡の蒲生郷に位置し,役人が馬を乗り継ぐ拠点でした。この駅は,薩摩国衙(薩摩川内市御陵下町・国分寺町)と大隅国衙(国分府中)の間の距離が遠かったために設置されました。南側では,吉田を経由して鹿児島... 2024.04.27 石屋真梁(9)
県外の歴史(15) 石屋真梁開山の寺院(大寧寺) 瑞雲萬歳山 大寧護国禅寺 3月中旬に大寧寺を訪れた際,提灯の取り付け作業が行われていました。下調べ不足で知らなかったのですが,大寧寺は中国地方の桜の名所で,夜間はライトアップされ,県内外から多くの観光客が訪れるそうです。 うららかな陽光の中... 2024.04.24 県外の歴史(15)石屋真梁(9)
県外の歴史(15) 石屋真梁開山(山口泰雲寺) 今回,初めて山口市の泰雲寺(闢雲寺)を訪れました。その際,お寺の関係者に,鹿児島から石屋和尚の足跡を訪ねて旅していることを伝えると,忙しそうに作業していた手を止め,時間を割いて親切に寺の説明や世間話をしてくださいました。この寺は,まさに市... 2024.04.22 県外の歴史(15)石屋真梁(9)
県外の歴史(15) 直林寺(春山の石屋禅師創建の寺) 泰陽山直林寺跡(史跡標識) 石屋と桂庵が関わった禅宗系の寺院を取り上げています。今回は鹿児島市春山町にある泰陽山直林寺です。1384年(至徳元年)創建の直林寺は曹洞宗本山総持寺の末寺で,開山は通幻和尚,開基は石屋和尚の創建で本尊は阿弥陀如来... 2024.04.20 県外の歴史(15)石屋真梁(9)
県外の歴史(15) 桂庵玄樹と文之和尚がいた串間市木の旧龍源寺 遣明船の寄港地 室町時代には,日南市の油津湊や外浦湊は,日向灘に面した天然の良港として栄え,遣明船の寄港地として知られていました。その中で,市木の旧龍源寺は薩摩との交易上の要所であり,繁栄を極めていました。町も栄え寺院はかつて4カ所も存在し... 2024.04.13 県外の歴史(15)石屋真梁(9)
石屋真梁(9) 石屋真梁禅師の修行時代「円勝寺・広済寺」 伊集院町飯牟礼に石屋禅師(1345-1423)が若い頃,修業していた古城山円勝寺がありました。ここ飯牟礼の地は,伊集院氏の発祥の地に当たります。島津氏以前のこの地は,薩摩国なのに大隅国の鹿児島神宮領(万得領)になっていました。これは当時は... 2024.04.06 石屋真梁(9)
桂庵玄樹(10) 薩摩・長州の懸け橋となった石屋真梁と桂庵玄樹 時代は異なりますが、室町時代に大内氏と島津氏を繋いで活躍した二人の学僧がいました。石屋真梁(薩摩)と桂庵玄樹(長州)の両者は、大内氏や島津氏の庇護のもと長州と薩摩で禅寺を創建し、多くの弟子を輩出しました。彼らの存在は両藩における学問の礎を... 2024.03.27 桂庵玄樹(10)石屋真梁(9)