大隅半島の歴史

県内の歴史を大きく薩摩半島・大隅半島・離島(奄美)に分け歴史を調べることで,国どうしの関係性や人々の暮らしなどを知ることができる。特に日向との関りや独自の文化など考察する資料としたい。

大隅半島の歴史

桜島・牛根の地名由来

桜島の地名由来について(桜島町郷土誌) ・江戸期の図絵「牛根から見た桜島」 古書には桜島のことを向島(向之島)と書かれたものが多く,桜島が鹿児島の向こうにあるからという説や東西南北いずれにも面しているためという説もあります。※ 江戸期以前、...
大隅半島の歴史

桜島と牛根の埋没鳥居(2)

牛根稲荷の「埋没鳥居」 桜島大爆発の痕跡を探しに,桜島の黒神と垂水市牛根の稲荷神社の「埋没鳥居」を訪れました。桜島の黒神から国分方面に向かうと,大隅半島の付け根に架かる美しい牛根大橋が目に飛び込んできます。橋を渡るとすぐに牛根麓漁港が見え,...
大隅半島の歴史

桜島と牛根の埋没鳥居(1)

 世界的なプレートを有する火山列島日本は,大地震が頻発する国です。また,ある周期や法則性で災害が発生していることも周知の事実です。多くの人が住む鹿児島市に至っては全国有数のカルデラや桜島を擁することから,他の地域よりも災害について常に考えて...
大隅半島の歴史

伴掾館(ばんのじょうのやかた)について(2)【R5】7月6号

・ 三木靖氏によると,室町時代に入り長谷場一族の伊敷忠純が伊敷中福良城(伴橡館上の山城)を築き伊敷地区を統治したそうだ。おそらく島津氏に協力したのだろうか。14~15世紀に使われた山城であったそうだ。以下,三木氏の縄張り図に基づいて,登山し...
大隅半島の歴史

伴掾館(ばんのじょうのやかた)について(1)【R5】7月5号

1  伴掾館「伴氏(肝付氏)」  鹿児島の三大武士団とは島津氏・渋谷氏・肝付氏であるが,最も早く土着したのが肝付氏である。この一族を遡れば大伴旅人や家持に係わる名門で支族も多く,大隅にはその子孫も多い。 伴兼行が平安末期に薩摩国総追...