歴史・自然(78) 『薩摩の恩人,耳原の孫次郎物語①』 「三国名勝図絵」に明人張昂寄寓(居候)の項があります。その他にも「薩隅日地理纂考」,「征韓録(平田純正等編修)」,「鹿児島外史」,「西藩野史(得能通昭)」,「島津義弘公記(谷山初七郎著)」,「泗川御在陣記(川上久國)」,「泗川新寨戰捷之偉... 2024.08.12 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 県内の戦争関連施設跡 かつて頴娃町内の地名を調べる際,地元の郷土史家の西俊寛先生にご案内していただき,資料として「幻の旧陸軍 まのひ(青戸飛行場)回想記」をいただきました。県内の戦争関連の施設等で,知覧や万世,出水の特攻飛行場に比べ,頴娃町の佐世保海軍通信分遣... 2024.08.10 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 頴娃町の学校 明治5年の学制(学区や教員免許など教育制度を定めた法令)により「小学教員は年齢20歳以上で,師範学校卒業免状あるいは中学免状を有する者」と定められていたが,当時の状況として師範学校の卒業者自体が少なく,現実とかけ離れていた。その後,実態に... 2024.08.07 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
地名散策(15) 地名散策「④頴娃町別府」 頴娃町別府の地名 743年に発布された墾田永年私財法により,多くの寺社や貴族,地方の有力者が私有地の開墾に取り組みました。平安末期以降,この法の下で寺社の荘園に属し,新たに開墾された土地は「別府」と呼ばれました。これは本庄の官省符とは「別の... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
地名散策(15) 地名散策「③頴娃町御領」 頴娃町御領の地名 御領の地名は摂関家へ寄進された荘園名から生じたと言われています。① 鶴田 「鶴田」は「川田」と同義で,馬渡川の水を利用した水田地帯を指します。鶴は瑞祥地名であり,本来は水の流れを示す言葉です。川底が涸れずに滑らかであること... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
地名散策(15) 地名散策「②頴娃町牧之地」 頴娃町牧之地・宮脇の地名 興玉(九玉)神社の一帯は,古くから住民の信仰が深い神社で,その脇一帯は社領です。九玉や興玉,若宮,仮屋,宮脇,宮前,宮田,九玉田などの地名が残っています。① 三俣 俣とは分岐する意味で,一つの川や路が二手に分かれる... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
地名散策(15) 地名散策「①頴娃町郡」 頴娃町は,東シナ海に面した風光明媚な場所で,南薩山地の縁から広がる台地や山岳,河川,海岸線など,美しい自然と歴史に恵まれたところです。この地域には,荷辛路(にからじ),鬼口(おにぐち),平丹花(ひらたんが),一氏(ひとうじ),雪丸(ゆきま... 2024.07.24 地名散策(15)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 頴娃町の牧について 薩摩は古来より全国的にも有名な馬の産地であり,馬屋奉行を置き,最盛期には藩内に20カ所の牧があったと言われています。県史料集によると,江戸後期には,福山牧や長島野の大牧場の他に,吉野,鹿屋,頴娃などの中規模牧場を含む17カ所で,合計6,0... 2024.07.23 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 頴娃地名散策「雪丸の地名由来」 雪丸の地形から 南九州市頴娃町の雪丸地区は南薩山地の山間に位置する盆地状の地域であり,真田幸村にまつわる伝説が残る地です。この伝説にちなみ,多くの真田幸村ファン,特に若い歴女が全国から訪れるそうです。真田幸村の墓 雪丸からアグリランド頴娃の... 2024.07.20 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)
歴史・自然(78) 真田幸村の墓と伝わる宝篋印塔(供養塔) 戦国武将ブームと歴女 平成になり,多くの学校で図書室に「歴史マンガ」シリーズがセットで置かれるようになりました。子どもたちが夢中で読んでおり,「戦国ブーム」となっていました。その頃から一部国語教師を中心に図書室に漫画を置くことに批判もあった... 2024.07.15 歴史・自然(78)薩摩半島の歴史(42)